海外に行って、お札を裸でポケットに入れていると、どこの国のお札もすぐにボロボロになってしまう感じです。”日本のお札はすごい”といつも思います。コインについても同じです。
造幣局のホームページによると、現在、発行されている50円玉の質量は4gで、成分はニッケル25.0%、銅75.0%のようです。
そうすると、1枚の50円玉は、1gのニッケルと3gの銅で構成されていることになります。
最近の相場から、ニッケルを約4.3円/g、銅を約1.3円/gと仮定すると、ニッケル分は約4.3円、銅分は約3.9円(約1.3円/g×3g=約3.9円)です。合計すると、ニッケルと銅の費用だけで約8.2円(約4.3円+約3.9円)です。
今後、一層の円安が進み、ニッケルと銅の相場の高騰が進むと、お金そのものもですが、日本の50円玉も海外に流出してしまいそうですね。
アルミスクラップの買取り価格も上昇しているようなので、成分が正確に管理されたアルミでできた1円玉も気になります。