株式市場のアノマリー

2024年5月30日(木)の日経平均は、マイナス502.74円の38,054.13円で引けました。
5月も残すところ、あと1日です。
また、このところのNYダウ、ナスダックは堅調なのですが、主役がNYダウからナスダックに、若干、移りかけている感じがしています。エヌビディア(NVDA)の株価は今朝もしっかりと高騰していましたね。
引き続き、株式市場が高騰することを期待しています。

株式市場の5月に絡むアノマリー(anomaly)として、’’セル イン メイ(Sell in May and go away)”があります。“5月に株を売って、10月まで市場に戻らない方が良い”というもので、5月から10月の間に株価が低調になりやすいからのようです。
NYダウ、ナスダック及び日経平均について、この1年程をGPT-4oに検証してもらうと、このアノマリーは当てはまらなそうというか、アウトパフォームしていて極めて堅調という感じです。

なお、アノマリーの語源は、ギリシャ語で”不規則な”、”異常な”という意味の”anomalos”に由来するようです。“a-“は”否定”、”nomalos”は”通常の”や”均一の”を表し、”通常でない”や”異常な”という意味のようです。これが、ラテン語で”異常”や”例外的な事象”の意味の”anomalīa”になり、その後、英語の”anomaly”として、数学、金融等の分野で”異常現象”や”例外的なパターン”を表す用語として使われるようになったようです。株式市場においては、通常の理論やモデルでは説明できない異常なパターンや傾向を指して、投資家の行動や市場の特定の条件下で発生するものとして研究や議論の対象となることが多いようです。

また、’’セル イン メイ(Sell in May and go away)”と似たアノマリーとして、”ハロウィン効果(Halloween Effect)”があります。
“ハロウィン(10月31日)から5月までの間は株価が上昇しやすい”というもので、投資家の中には、5月から10月の間は市場が不安定になりやすいと信じ、冬季に投資を増やす傾向があるとされているようです。表と裏の関係のようですね。

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