ユーロとスイス・フランについて

2012年がスタートしました。

ユーロが円ベースで昨年末に100円を割っているようです。すごい勢いでユーロが印刷されていたにもかかわらず、他の通貨に比べて不自然に高いレートだったということでしょうか。

数年前に乗継ぎのウィーンの空港で1本800円程度(円換算)という異常に高い水のペットボトルを買ってしまった私としては、厳しいですが現実的なレートになってきているのではないかとも思っています。そのときは変だなと感じたのですが飛行機の中で空のペットボトルに水を入れてもらっていた人がいたのが後から理解できました。

為替レートは普段ウオッチしていないのですが、最近スイス・フランを時々確認しています。ユーロベースでスイス・フランが余りにも高くなり過ぎているので、スイス国立銀行(SNB)は2011年9月6日に1ユーロを1.2スイス・フラン程度に維持するために無制限の為替介入を行うようなことを発表して実行しているようですね。それからもうすぐ4か月になります。昔にドイツ・マルクに対しても似たようなことをしたことがあるようですね。

しかし今後価格が下がり続けそうなものをいつまでも買い続けるようなことは必殺技でももっていないと難しいと思いますので、今後スイス国立銀行がこの為替介入を解除することがあるとするとそのタイミングでユーロが占えそうです。スイス・フランは懐が深そうなので、ユーロが下がり続けると勝手に思ってしまうのはよくないかもしれませんね。注意します。

上げ相場の押し目と下げ相場の押し目

1980年代末の頃、日本はバブルだったと思いますが六本木交差点の近くにローリングツウェンティというお店があって余り高くなかったので時々お世話になっていました。個人的にはひたすら牛丼屋さんに通っていましたのでかなり背伸びをしていた頃の思い出です。日本版のオンリー・イエスタディといった時代でしょうか。株式相場もイケイケで「少し下がったら押し目買いだ」といわれていたと思います。

現在ですが景況感は大変厳しい感じですね。資本主義のシステムの中では経済などについて語ったりするには、自分で日々少しでも取引に参加していないとセンスが維持できないのではないかと思っていますが、3.11以降はなぜか気が向かなくて株の売買を結果的に自粛した形になっています。

最近は主要各国の国債の金利とその関連商品の変動が話題の主役になっているようですね。

2012年の相場は後になってみないとわかりませんが、この12月が下げ相場での押し目だったなんてことになると怖いですね。逆に「来年からしばらく仕込みどきだ」とかのカッコいいことをいってみたいのですが勇気がないので控えます。

カレンダーについて

もう数年前になりますが、ロンドンでの会議の休み時間にタイの高齢そうな人からまじめな顔で「今年は日本のカレンダーでは何年なの」と聞かれ、変なことを聞くなと思って平成何年と答えると、とても嬉しそうに「タイのカレンダーでは2500何年だよ」といっていました。もちろん正確な数字は覚えていません。数字が大きいと偉いわけではないと思いますが、つい「ほんとうですか」といってしまいました。少し尊敬もしてしまいました。

逆に何に注目するかだと思いますが同じ時間を過ごしたり共有したりする話のときには昭和や平成といった数10年単位のカレンダーは意外とすばらしいかもしれないと考えています。

また2011年10月28日頃にカレンダーが終わっているのではないかといわれているマヤカレンダーがずいぶん昔に作られたようですね。カレンダーが終わるというアイデアは変ですが有名な話のようですね。もしそれが本当だとすると10月29日からは新しいカレンダーが始まっているということでしょうか。10月末には公私ともに悲しいことがあったり無茶苦茶忙しかったりだったので、既にカレンダー新しくなっていて実はいい展開が始まっていればいいのですが。

最近変わったところでは、元気な80歳以上の人達のいい意味でのネットワークすごさなどを実感しました。

「来年の話をすると鬼が笑う」といいますが12月なのでいいでしょう。来年はいい年になってもらいたいものです。

平成24年(2012年)はタイのカレンダーでは2555年のようですね。先週タイから洪水の復旧が進んでいるよというメールをもらいました。少しでも早いタイの復旧を祈念します。

夏目漱石さんの「方丈記」の英訳(2)

夏目漱石さんの「方丈記」の英訳をWEB上で閲覧できないかと探すと、次のところで可能ですね。

国立国会図書館の「近年デジタルライブラリー」です。

http://kindai.ndl.go.jp/

ここで、漱石全集 別冊(漱石全集刊行会、大正14年発行)を検索すると英譯方丈記の部分は、次のWEBページの172/442からになります。

http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/986233

この本は「寺島製本2」(44O/442)で、私の手元にあるのは「大森製本」のようです。

 また、この「近年デジタルライブラリー」では、大正9年発行の漱石全集 別冊も閲覧可能なようですね。

夏目漱石さんの「方丈記」の英訳

1925年(大正14年)7月5日発行の漱石全集別冊(漱石全集刊行会)に、夏目漱石さんの5th December, 1891に書かれた小さなエッセイと「方丈記」の英訳が収録されています。

A Translation of Hojio=ki with a Short Essay on It.

K. NATSUME

8th December, 1891

1891年というと明治24年ですね。何だかすごいです。

秋ですが私にはパラパラめくるだけで内容はよく理解できません。

スティーブ・ジョブズさんについて

もちろん会ったことも、遠くから見かけたこともありませんが、ずっととても楽しそうだなと思っていました。
私にとっては学生時代にアップル2とマッキントッシュは高くて買えず、マッキントッシュをやっと買えたのは就職してしばらく経ってからでした。
学生時代には変な言語オタクのようなところがあったのでそれまで各社のパソコンやメインフレームを触りましたが、憧れていたマッキントッシュにはタマタマか触る環境にもありませんでした。
それだけに、当時、マッキントッシュを使うツウはディスプレイは他社のものを使うよと、アドバイスをされても、リンゴのマークが入ったディスプレイがほしくて、そしてうれしくてしょうがありませんでした。
最近はアイチューンズとアイフォーンだったです。スティーブ・ジョブズさんには大変楽しませていただきました。ご冥福をお祈り致します。

5日にS&Pがアメリカ国債をAAAからAA+に格下げしたことについて

各国の株式のこの2週間の下げ基調は強かったですね。
また5日にS&Pがアメリカ国債の長期信用格付けをAAAからAA+に格下げしたようですね。イギリスやフランスがまだAAAでスペインがAAなので格付け自体が気持ち悪いのですが、格付けが変わっただけでアメリカ国債への投資がされにくくなるようなことにならなければいいですね。どうして今回かということも気持ち悪いですね。
今月の債務上限法の成立については喜んでいますが、債務上限の引上げ交渉の条件は非常に厳しかったのではないかということを想像しています。

今週のNY市場の寄付きから

この数日のギリシャ国債の格下げ、アメリカの債務の上限引上げ交渉など材料が大きすぎてドキドキです。
もうすぐ開かれる今週のNY市場の寄付きからこの数か月間に為替、TB、株式、商品などが大きく動きそうで心配しています。
また、しばらく地震を始めとした大きな事件が起きないことを望んでいます。

新しい価値観とルール

3.11から多くの社会のシステムに対する価値観が変わっている感じがします。
多くのルールも変わりそうです。
感じ方と考え方も変わりそうです。
変わらない面白いことは大事にしたいです。
新しい価値観とルールができそうです。
地震、津波、放射性物質などについてはまだ不安です。
引き続き明るい話題を希望しています。

「カサンドラ」と「オオカミ少年」について

この1週間から2週間の間に大きな地震がありそうだといった噂のような話を目にすることがあります。そういえば最近また3.11の直前のように空気が重い感じがするなと変なことを思ったりしています。
私は、数年前にコロンビアのボゴタに行ったときに、何日間は気にならなくて過ごしていたのですが、現地で「ここは標高2400メートルくらいで空気が少し薄いんだよ」と聞いた途端に、階段を上るたびに息苦しく感じるようになってしまい笑っていました。この情報は知っていないと危険な情報でした。
情報をくれた人を、ギリシャ神話に出てくる悲劇の預言者といわれている「カサンドラ」や、「オオカミ少年」と重ねると失礼かもしれませんが、情報によって人の感じ方も違うと思っていますので多くの情報に感謝しています。
これだけ地震が多いと慣れてしまいそうなのですが、最近は小さな地震があるたびに気持ちが悪く感じて少し怖い感じがして残念ながら全然慣れません。
地震を予測する専門家とともに地震を止めてくれる専門家もいてほしいと勝手なことも考えています。