2012年1月 のアーカイブ

喧嘩七夕(陸前高田駅)

2012年1月28日 土曜日

東日本大震災からもうすぐ1年になります。

古い冊子ですが昭和12年発行の「東北の民俗(仙台鉄道局編纂)」で岩手県気仙郡気仙町(大船渡線陸前高田駅)の「喧嘩七夕」が紹介されています。用字等を少し修正しました。写真はこの冊子に収録されている勝平得之さんの複製版画の「雪むろ」です。しぶいです。

喧嘩七夕

岩手県気仙郡気仙町 旧七月七日

昔から伝わる気仙行事は、山車(だし)を中心とする。

山車の四つ車は直径1尺七、八寸、太い樫の木をくり抜いた原始的なもの、その上に台があり、台の上に土俵を六、七俵積む。土俵の上には木枠を立てる。木枠は七、八尺の立方体である。

台の上にだんだら幕を張り、前と後とを絞りあげ囃しかた六、七人が乗る。昔は簾を垂れ、冠木門を掲げ左右に屋根を張ったという。台のまん中には長い葉竹が立ち、これに五色の吹き流し、短冊が吊りさげられる。篠竹や細い割竹で、屋根を包むようバレン形に作る。これに薄紙の花をさげる。

こうした準備はひと月も前から町の子供達でなされ、葉竹の割り方や篠竹の選びかた、花の折りかた染め方など、総て兄から弟への口伝が習わしとなった。

旧七月七夕の日は、家々では竹を立て屋根を飾る。みんなお寺詣りをする。

きれいに飾られた山車は引き出される。女、子供達は、拍子木をたたき、男達の山車を引く二條の太いロープの間にあって「ヨーイヨーイ」と叫ぶ。「ひけえつ」と叫んで引き出せば、山車のまわりの人達が「ヨーイヨーイ」と叫んで歩き出す。囃しかたは太鼓、笛を鳴らす。

夜になれば本格的な喧嘩七夕となる。鉄砲町組、仲町組、八日町組、荒町組いずれも山車の装飾を取り除き四寸位の丸太幾本も、屋台車の周囲に、藤蔓で堅くしめる。女子供を去らしめ、太鼓なども粗末なものに代える。そして町々を曳き廻し、出遇うと、車と車とを正面衝突させて双方が力いっぱいに太綱を曳く。屋台を押す。双方の力が互角で白熱化すると、屋台車は前輪を宙に浮かして立ち上がる。それを倒すまいとして、丸太や角材などを使って支え、殺気だってくる。はては喧嘩となる。これを遠くで眺める女、子供達は「八日町勝った荒町負けた」などゝと囃したてる。

喧嘩七夕も、今は気仙町内だけにとゞまっているが、昔は姉歯橋を渡り高田町に押しかけ、今泉街道のまん中で、血をみる大喧嘩をしたとのことである。

相場の格言の「噂で買って事実で売る」について

2012年1月17日 火曜日

相場の格言として「噂で買って事実で売る」というのを聞いたことがあります。

相場が上げ基調の場合、上げるための材料が出そうな噂を聞いたときに買って、その材料が事実として確定したときに売るといいよというものですね。何を「噂」と認識して、何を「事実」と認識するのかということは、とても難しい問題ですね。

逆に、相場が下げ基調の場合に、この格言を適応するためには、「噂で売って事実で買う」と書き換えないといけませね。

この1週間くらいの事例に当てはめてみようとすると、相場の対象を、ユーロ、ヨーロッパの国の国債、代表的な株式指数などにするのが自然ですね。残念ですが「噂で売って事実で買う」という下げ基調の場合を適用することになるのでしょうか。1つのアイデアとしては、「噂」は「格付けが下げられるかもしれないという情報」で、「事実」は「格付けが下げられたという情報」とすることですね。

また、今週は、NYのマーケットが月曜日にお休みというのも材料の1つでしょうか。予断を許さないですね。

ユーロとスイス・フランについて

2012年1月1日 日曜日

2012年がスタートしました。

ユーロが円ベースで昨年末に100円を割っているようです。すごい勢いでユーロが印刷されていたにもかかわらず、他の通貨に比べて不自然に高いレートだったということでしょうか。

数年前に乗継ぎのウィーンの空港で1本800円程度(円換算)という異常に高い水のペットボトルを買ってしまった私としては、厳しいですが現実的なレートになってきているのではないかとも思っています。そのときは変だなと感じたのですが飛行機の中で空のペットボトルに水を入れてもらっていた人がいたのが後から理解できました。

為替レートは普段ウオッチしていないのですが、最近スイス・フランを時々確認しています。ユーロベースでスイス・フランが余りにも高くなり過ぎているので、スイス国立銀行(SNB)は2011年9月6日に1ユーロを1.2スイス・フラン程度に維持するために無制限の為替介入を行うようなことを発表して実行しているようですね。それからもうすぐ4か月になります。昔にドイツ・マルクに対しても似たようなことをしたことがあるようですね。

しかし今後価格が下がり続けそうなものをいつまでも買い続けるようなことは必殺技でももっていないと難しいと思いますので、今後スイス国立銀行がこの為替介入を解除することがあるとするとそのタイミングでユーロが占えそうです。スイス・フランは懐が深そうなので、ユーロが下がり続けると勝手に思ってしまうのはよくないかもしれませんね。注意します。