AI技術が新しい領域に

2025年6月27日(金)、日経平均はプラス566.21円(プラス1.43%)と高騰して終値は40,150.79円でした。日経平均が4万円台に戻ってきたのは久しぶりです。

イスラエル、イラン関係は、アメリカの軍事介入で、停戦のようです。うまい解決を望みます。

B-2ステルス爆撃機
ノースロップ グラマン(NOC)
バンカーバスター GBU-57
ボーイング(BA)

さて、このところのビッグニュースは、やっぱり、6月22日(日)に、テスラ(TSLA)のロボタクシーが、アメリカのテキサス州オースティンで自動運転タクシー”ロボタクシー”の商業サービスが開始されたことです。
進化を続けているAI技術が新しい領域に入っていることを、わかりやすく示す象徴的なできごとだと思っています。
日本でも、1日も早い事業の開始を期待しています。特に、日本の地方で普及すると、多くの人の足が確保されるので、人々の動きが増え、当面、既存のタクシー市場も大きくなりそうです。
自動運転の普及によって、交通事故が激減すると、自動車保険を始めとした多くの制度も、一気に変わりそうです。

ロボタクシー テスラ(TSLA)

2025年は、テスラの人型ロボットのオプティマスも期待しています。

イスラエルのイラン攻撃とマーケット

2025年6月13日(金)未明、イスラエルがイランの核施設等を攻撃したというニュースが飛び交いました。
13日(金)の日経平均は、終値でマイナス0.89%と下落して、その後、NYダウはマイナス1.79%、ナスダックはマイナス1.30%と下落しました。ちなみに、13日(金)は、日経平均のメジャーSQでした。
この流れの中で、防衛関連と金(ゴールド)関連の指数の高騰が目立ったので、メモしておきます。
防衛関連だと、ロッキードマーチン(LMT)がプラス3.66%、ノースロップグラマン(NOC)がプラス3.94%、RTX(RTX)がプラス3.34%と高騰しました。さらに、グローバルX防衛テックETF(SHLD)もプラス1.98%と高騰しました。このETFの約11%を構成しているパランティアテクノロジーズ(PLTR)もプラス1.63%の高騰をしています。一方、787関連銘柄となっているボーイング(BA)はマイナス1.68%と調整して重たい感じでした。比較的小さい銘柄ですが、ドローン関連のオンダスホールディングス(ONDS)のプラス6.43%の高騰も目立ちました。
また、金(ゴールド)関連については、金先物/COMEXがプラス1.48%と高騰しました。金鉱株では、ニューモント(NEM)がプラス3.54%、バリックマイニング(B)がプラス3.15%と高騰しました。NEMが約12%を構成しているヴァンエック金鉱株ETF(GDX)もプラス1.74%と高騰しました。
マーケットもしばらく荒れそうです。次のチャートは、ゾワッとするくらい美しい金先物/COMEXの月足です。

金先物/COMEX(月足)の推移(ドル)

日本株は長期保有に向いていない?!

2025年6月6日(金)の日経平均はプラス187.12(プラス0.50%)と堅調で終値は37,741.61円でした。
今週、豊田自動織機(6201)の株価について、6月3日(火)に終値で18,400円を付けていた株価が、翌日の終値で16,205円と、一瞬で、マイナス11.9%の暴落をしました。日本のマスメディアが、丁寧に取り上げていないので、メモしておきます。材料は、3日の取引終了後のTOB価格を16,300円にする旨の発表だったようです。4月25日(金)の非公開化を前提とした買収提案のニュースによって、株価は、4月25日(金)の終値13,225円から、6月3日(火)の終値18,400円まで急上昇していました。個人投資家は、近いうちに、マイナス11%以下の価格で強制的に買い取られるとすれば、安い価格でも早く売ってしまうしかないですね。親子上場という特殊な資本関係がある中、市場価格を大きく下回るTOB価格の発表によって、株価が大きく下がったことは、非常に残念です。
もし、売るという行動が、心理的に難しい制度である新NISAによって、”長期保有”と呪文を唱えながら、同社の株式を何らかの形で所有していた人がいたとすれば悲劇です。

豊田自動織機(6201)の株価(日足)の推移(円)

一方、今週、アメリカ株では、サークルインターネットグループ(CRCL)がニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しました。IPO価格は31ドルで、上場初日(5日)に、69.00ドルで取引が始まり、安値が64.00ドル、高値が103.75ドルで、終値は83.23ドルと、明るい動きをしました。プラス168.48%の高騰です。
日本の株式市場のルールを、少しずつでも改善してほしいところです。