2024年7月12日(金)の日経平均は、マイナス1,033.34円(マイナス2.45%)の調整をして41,190.68円で引けました。
しかしながら、7月12日(金)のNYダウはプラス0.62%、ナスダックはプラス0.63%と、何もなかったように堅調だったのが印象的でした。
日経平均の7月SQ相場は、絵に描いたように、おもいっきり、ロング勢に蹂躙されたようです。
日経平均は、7月SQ前日の7月11日(木)までの2週間で、一直線に3,000円程度高騰する大相場を形成していました。
無茶苦茶、儲けられた方は、おめでとうございます。12日(金)の日経平均の調整は、誤差のようです。
7月SQのコール・オプションを売っていた人は、日々、すごい勢いで雪だるま式に大きく負け続けたのではないでしょうか。一方、その逆に、買い続けて、無茶苦茶、儲けた人も多いと思いますので、しばらくの間、短期間の損失額の大きさと、損失額の大きさについて語り続けられそうです。
また、コール・オプションを大量に売ることができるのは、体力的に機関投資家しか無理そうなので、今回、世界の投資家から、カモにされたのは日本の機関投資家だったのではないかと推測しています。
7月SQ相場は、例えば、コール・オプションを売り続けたら大損して、コール・オプションを買い続けたら大儲けするという非常にわかりやすいものでした。
今回、気持ち悪いのが、12日(金)の日経平均の7月SQ値を下げるために、11日(木)のナスダックの下げが演出されたのではないかということと、更にナスダックがオープンする直前のタイミングで、為替を変動させたのではないかということです(最近、日経平均に連動が小さいNYダウはしっかりと高騰しています。)。
特に、為替については、このタイミングで円買い介入しても、経験的に、海外の投資家にお金を配るだけになるので、円買い介入はないだろうと思っていました。そのため、為替で何が起こっているのかと、戸惑っていたところ、X(ツイッター)で、円買いの為替介入の可能性がある旨の情報を教えていただきました(感謝です。)。
結局、日経平均の7月SQ値は41,531.26円と、前日終値の42,224.02円よりもかなり低く抑えられましたので、為替の変動は”一部の人の損を少なくする“という一定の効果はあったのではないでしょうか。
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